おまえの俺をおしえてくれ

9月16日出版 徳谷柿次郎の書籍『おまえの俺をおしえてくれ』寄稿エッセイブログ

2022-01-01から1年間の記事一覧

「徳谷柿次郎のゴリラ化に関する一考察 〜30代の移住・起業を通して〜」(記:藤原正賢)

徳谷柿次郎(以下、柿次郎さん)の著書、『お前の俺を教えてくれ』の表紙はゴリラである。本の中でも経営論としてゴリラとチンパンジーの対比が用いられた。筆者は、柿次郎さんとゴリラの関係について、単に「好きな動物」や「比喩表現」を超えた関係性を感…

「いちばんの先輩」(記:菊池百合子)

Webメディアでライターの仕事を始めて、4年半が経つ。 いくつもの編集チームとクライアントの方々にお世話になってきて、さらにインタビューを通じてご縁をいただいてきた。20代前半からこの仕事を始めたので、ありがたいことに先輩と呼べる存在がたくさんい…

「白いウソつき。」(記:今井雄紀)

経営者のとても大事な素養のひとつに、「ウソがつけるか」というのがあるらしい。 かつて有名な投資家に聴いた話だ。「この事業を絶対に成功させる」とか、「協力すれば大金をつかませてやる!」とか、あるいは「君を一生幸せにする」もそう。こうした、現実…

「揺さぶられるアイデンティティ」(記:ワカバヤシリョウタ)

毎日少しづつ心を削って仕事を続けてきた。この生活が続けばつまらない人間になると思い仕事を辞めた。仕事を続けていたらそれなりの生活を送ることはできた。辞めてからずっと頭の片隅で何かやらないといけないとモヤモヤしていたが、何もやる気にならず半…

「ローカル編集とサーキュラーエコノミー」(記:安居昭博)

2021年7月4日、僕は長野にいた。 「SuuHaa」や「OYAKI FARM」、「シシコツコツ」等、長野で様々なプロジェクトを手がける藤原正賢くんに紹介したい人がいると呼ばれ、東京から新幹線でやってきた。(藤原くんとは実はその2日前に松本の自然派ワインバー「pe…

「サービス精神に殺されないで!」(記:阿部光平)

柿さんと一緒にいて、楽しくなかったことがない。 初めて一緒に飲んだ森道市場、スナックで好き放題やらせてもらった函館、ハードな取材の後に2人で感極まって泣いた大阪の夜、騒ぎすぎて怒られた隅田川沿いの橋の上、終電で帰らなければならなかった長野の…

「たまにしか会わない女より。」(記:竹中陽子)

柿ちゃんとの出会いは6年前、夫に連れられてライター・編集者男子飲み会にお邪魔した時だった。 途中で夫が席を外し、私だけ初対面でなんとなく気まずい中、柿ちゃんは「ようこさ〜ん、竹中さんはいつも金出させてくんないんすよ~、なにで恩返ししたらいい…

「柿の枝をもつ人」(記:あわい)

たまたま同じ団地のナカノヒトミちゃんのSNSの発信を見かけたんです。「シンカイの3周年イベントの準備手伝ってくれませんか?」とくに予定がなかったので私で役に立つのかな?と思いつつ「行きますよー」とお手伝いしたのが始まり。 店内の什器レイアウトの…

「祝!自伝出版&スナックオープン。伝えたいお礼の言葉」(記:ウエキ)

先日はシンカイにてお会いできて、お話できて嬉しかったです。 本人を目の前にすると全然伝えられなかったことが沢山あるのでこの場をお借りしてお伝えさせてください。 先ず、自伝出版&スナックオープン、誠におめでとうございます。 文字数足りないですし…

「特殊な野球の手順」(記:大川直也)

手順① 片手でゆうに掴める大きさのボールであればなんでもいい。どの程度使い古したものかは問わないし、例えば、マーク・マグワイアか、王貞治が867本目に打ったホームランの記念ボールでもいいし、ゴミ捨て場から犬が拾ってきたものでもいい。きっと、ボー…

「柿次郎先生」(記:みやび)

柿次郎さんはわたしにとって先生のような存在。 ご縁をいただいて、たった数ヶ月。柿次郎さんと出会っていなかったらと思うと、全く想像ができないと言っても過言ではないくらいに、さまざまな影響を与えていただいている。 恐縮ながら出会うまで、ジモコロ…

「『あなたの現実』を教えてください」(記:松井貴宏)

柿次郎さんはずっと何年も前から気になっていた存在だったが、お話する機会が無いまま、数年SNSで観測するだけの日々が続いていた。 そんな数年の時を経て、ちょうど僕が京都に拠点を移しているタイミングで、少し流れが変わってきた。柿次郎さんが京都によ…

「遊びをつくる大人」(記:桃沢もちこ)

柿次郎さんを知ったキッカケは『SuuHaa』という長野の移住総合WEBメディア。当時のわたしはとにかく地元を出たかった。どこかいい移住先がないかと血眼になってパソコンを睨む毎日。そこで出会ったのがSuuHaaであり、メディアを立ち上げた男の名が「徳谷柿次…

「人類にとって徳谷柿次郎とは何者か?」(記:大島一貴)

大学で文学をかじってみて、ひとつ分かったことがある。 「言葉はしょせん言葉でしかない」ということだ。 いやいや逆でしょう?と思われるだろうか。確かにふつう、文学や批評や諸々のカルチャーに関係している人は「言葉は大事だ」と言うことが多い。 ただ…

「柿次郎は二度、しぬ。」(記:荒井慶悟)

柿次郎くんと出会ったのは2016年。僕は「腹よわ、ウンチ」を題材としたイベントを企画し、ゲストとして柿次郎くんを呼んだ。柿次郎くんは、腹よわを何かの記事で公言していたように記憶していて、ウェブ界の腹よわ代表として召集をかけた。(朝起きたらビオ…

「夏の少年」(記:タケナカリー)

「40代は人生の夏。楽しみなさい」 そう先輩に言われたことがあります。 30代で芽吹かせたことを、ようやく奔放に気持ちよく茂らせることができる、または、もっと自由闊達に周りに囚われること無く動けるようになる、そんな意味が込められていると思っ…

「柿次郎さんは、宮本武蔵なの?」(記:藤原慶)

「君、顔、いいねぇ!」 僕が、初めて柿次郎さんに出会って言われた最初の言葉だ。 当時、フォトグラファーになる為に上京したばかりの僕は、何とか手に入れたイベントの撮影の仕事をしていて、パネリストとして登壇していた帰りがけの柿次郎さんに挨拶をし…

「カニのひと」(記:川端俊弘)

またカニのマネしてる。きっとテンションが高く、変わり者の編集長なんだろうな。出会う前の、僕の徳谷柿次郎に対するイメージ。 その後、WEBメディアの『ジモコロ』に僕たちの罠シェアリング活動を紹介してくれたご縁があり、罠の紹介がてら山の中で彼と出…

「ダーク同盟」(記:藤江佑馬)

いつからかTwitterで繋がっていた。SNSのみで知っている時は面白いことやっているな、長野県に移住してLAMPによく行っている印象。共通の友達がいるからいつか出会うかもしれないけど、正直交わることないだろうなーと思っていた。 僕の話になるけど、高校生…

「眩しい。だからこそまた会いたい。」(記:宮本雅就)

僕と柿次郎さんとの出会いはHuuuuのPodcast採用だった。 大学卒業後、僕は京都でフリーターをしていた。当時は自分の将来に対し漠然とした不安を抱えており、Huuuuで正社員の募集を見つけたときは、運命の出会いでもしてしまったかのようだった。興奮が冷め…

「柿次郎さんと、JYP(日本やってこプロレスリング)」(記:ヤマグチナナコ)

昨年9月、Podast採用で株式会社Huuuuに仲間入りした。採用までに5分ほどの録音音声を送り、その後オンラインを含めて2回の面接があった。その時にはとっくに柿次郎さんは長野へ移り住んでいたから、リモートでの顔合わせになり「わ〜、インターネットの有名…

「再会は何度だって良い」(記:原田啓介)

初めて柿やんと会ったのは夏の終わり頃、北海道の十勝地方にある更別村だった。 柿やんは「脳天直撃学校祭」という一般社団法人ドット道東が主催するイベントに招かれたゲストで、自分はイベントのいち参加者。他にもたくさんのゲストを交えたイベントの合間…

「初めまして、柿次郎さん」(記:早川侑)

僕は柿次郎さんに会ったことはありません、だけど大好きです。会ったことないのに柿次郎さんと呼んですみません、一旦許して下さい。 柿次郎さんはとても明るくフットワークも軽くて、地域や友人を大切にされる方なんだろうなというイメージですが、もしかし…

「ぶりぶりざえもん」(記:斎藤和真)

おまおれ出版おめでとうございます! タイトルいいっすね! 「おまえの俺をおしえてくれ」 ということで、僕にとっての柿さんのことを教えると「恩人」です! 重い? でも本当に、感謝、感謝、感謝です。(by 高津臣吾) == 僕は山梨県富士吉田市でかえる…

「私の先にいるおじさん」(記:伴凪月)

私は柿次郎さんに会ったことがない。 初めて柿次郎さんを知ったのはtwitterに流れてきた記事だったと思う。そこにはたしか、柿次郎さんの2度の上京の話が書かれていた。 「上京って何度もしてもいいんだ」呆気にとられた気持ちでそんなことを思った。お笑い…

「『わからない』の輪廻」(記:中野友彦)

柿さんとの出会いは、10年以上前に遡る。2011年。ビッグな先輩に連れられてバーグハンバーグバーグ社を訪れた。席につくと、線の細い、垂れ目の、気弱そうな社員さんがスーッと歩み寄り、お茶を運んでくれた。打ち合わせには参加せず、時々愛想笑いをしなが…

「未確認飛行物体『K』」(記:丸山亜由美)

私は彼が怖くてたまらない。 一度も話したこともない存在が怖い。得体の知れない彼は、私にとっては、エイリアンやUFOと同じだ。 こんなことを書いたら彼の友人や家族、またはファンから怒られてしまうかもしれない。「どこの馬の骨ともわからないやつが、う…

「不完全渋柿」(記:大橋愛里)

私は柿次郎さんに直接お会いしたことがない。なので、Podcastやnote、SMSから受け取っている印象を自分には「ない」と感じている20代の一人として。書いてみようと思う。 …なぜ会ったこともない、この方が、私の脳にこびり付いているのだろう。 「柿次郎」と…

「柿次郎はメソッドじゃない」(記:荒井慶悟)

世間のみなさま、こんにちは。 徳谷柿次郎ときいて、どんなことをイメージしますか。 柿次郎くんをググると、いわずもがな、彼の生い立ちをしれるキャリアハックの記事がでてくる。夜逃げ、ヤミ金、改名、離婚など、理不尽のアカデミー賞を総なめしてる。 そ…

「俺も昔は全然ダメやった」(記:乾隼人)

「やってこ!」「Do or Do」「スピード & パワー」etc……そんな語彙を使う柿次郎さんのことを、ずっと「強い人だ」と思っていた。 はじめてあった時、僕は柿次郎さんのフォロワーだった。全国を渡り歩くジモコロ編集長としての姿や、記事で知った過去の生い立…