毎日少しづつ心を削って仕事を続けてきた。この生活が続けばつまらない人間になると思い仕事を辞めた。仕事を続けていたらそれなりの生活を送ることはできた。辞めてからずっと頭の片隅で何かやらないといけないとモヤモヤしていたが、何もやる気にならず半年が過ぎた。自分がない、圧倒的なアウトプットもない、継続してきたこともない、仕事をしている周りを見て何もない自分に焦る。あと、自分が今何をしたいのかもよく分からなくなっていた。
出版カウンセリングRadioを聴いて、今の自分の「ない」と向き合って、何が「ある」のかを考えないといけないと思った。検索すれば情報がたくさんあるけど、自分が求めている「ある」は全然見つからない。どうやって、どこに向かったら「ない」から「ある」に変えられるのかを考えるが分からなくなった。
社会が求める「ある」の中で生きていけばその先に自分が求めている「何かある」と思って生きてきたけど、求めているものはなかった。みんながそうだというものを割と受け入れて生きてきた。小、中、高、大、就職をしたが、どこかに「何かがある」と思っていたけどなかった。でも、レールから外れることに不安があったのと、もしかしたら別の道に行くきっかけを教えてくれる誰かが来ると期待していたけどいなかった。
思った結果が出ないことがあってもそれでもやりたいと思うことを見つけられればいいが、社会的な価値観と合わない、お金にならない、誰も受け入れない、失敗する、意味がないとか理由をつけて挑戦してこなかった。就職したときには社会的に成立をしたい自分と、やりたいことを成立させたい自分がいたが、社会的に成立する方に全振りしていた。そして、働いている中で少し無理をして会社の価値観に合わせる自分と、このままじゃいけないと思う自分の間でずっと揺れていた。
今までお金や権力を持っている誰かの後についていけば安定した生活とかがあったと思う。今は権威も落ちて最後のあがきをしているように見える。そんな中でも、コンプライアンスなど社会の求められるものが多くなって、要求の量がどんどん増えてる気がする。社会的な価値観があちこち変わってく中で自分の中の悩み、迷い、好奇心がどこに向いているかが分からなくなるけど、落ち着いて整理する時間がない、立ち止まらせてくれない。だけどアイデンティティの確立とか、自己肯定感高くすることなどを求められる。
出版カウンセリングRadioを聴いて、柿次郎さんの人生の揺れの多さに自分も精神的にグラグラ揺れてしまいました。「ない」を「ある」に変えるには、根拠のない自信でもいいからそれを「ある」ものとしてやっていく、「ない」中の「ある」を見つけてやっていかなければ何も進まない。柿次郎さんのように本音でぶつかれる仲間はいないが、自分が素直でいれる場所を作って、そこで自分の力を出し切り、誰かの役に立てる人間になりたいと思っている。
プロフィール
ワカバヤシリョウタ
愛知県、1992年生まれ、半年前に退職のフリーター、柿次郎さんを知ったのは今年の森、道、市場
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アイデンティティを他者との対話で探る。今回の本のポイントです。テーマ「おまえの中の柿次郎を教えてくれ」でエッセイを寄稿してみませんか?
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書籍概要
■商品情報■
・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人
・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人
・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人
この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。
タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者 :徳谷柿次郎
出版社 :風旅出版
発行元 :Huuuu
定価 :定価 大人1,800円(税別)
判型 :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日 :2022年9月16日(40歳)
目次(抜粋)
1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ
寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)
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