私は柿次郎さんに直接お会いしたことがない。
なので、Podcastやnote、SMSから受け取っている印象を
自分には「ない」と感じている20代の一人として。
書いてみようと思う。
…
なぜ会ったこともない、この方が、私の脳にこびり付いているのだろう。
「柿次郎」という印象的なネーミングゆえ?
私の妄想的憶測で、柿次郎さんと柿とは深いところで何か繋がるものがあるのかも…と好奇心でつい柿について調べてみる。
すると「不完全渋柿」という種類の存在に会う。
柿は「甘柿」「渋柿」さらに、それぞれ頭に「完全」「不完全」という文字がつき
4種類に分かれるらしい。「不完全渋柿」の特徴は、種の周りだけ甘く、全体的には渋い。そのままではなく干し柿などに加工され食べられることが多いそう。
私は柿のなかでも「不完全渋柿」が柿次郎さんの人物像を表すなかでしっくりきた。
不完全渋柿の、甘く(”ある”状態)なるための過程を柿次郎さんに置き換えると、
「種(自分の居場所)を内側に生成するたびに、その種の周りに、じんわり甘味(自我)を拡張してきた。また、年を重ねることで実全体が熟してきた(アイデンティティの確立)」
加工して甘味を生み出すことは近道かもしれない。
だが、他人にそれを頼むのではなく、柿次郎さんは自身で貪欲に種を創る。
10代、20代の「ない」という燃え滾るエネルギー。
それを悪に投じるのではなく、自分の居場所をつくり、自分のアイデンティティを再構築するためにつかう。
このエネルギー転換作業、一番Hiphop的な態度だなと思う。
そして、「ない」というエネルギーを自分のために投じれるかで鍵になるのは
「素直さ」だということも学んだ。
きっと、柿次郎さんは根本にある「素直さ」を腐らせずに生きてきたから
「ある」のフェーズに行くことができたのかなと。
「ない」と思いながら過ごした時期があることが想像つかない現在の柿次郎さん。
私も23年間「ない」を背負いながらも、腐らずもがいて生きてきた。
受験期には、ビリギャルに助けられた。
アイデンティティの意味付けに向き合う今、
柿次郎さんの生きざまにとても救われてる。
自分が置かれた場所、カルマをただ受け入れるのではなく、それを燃料にして自分の幸せのために貪欲に動く。
それは過去の「ない」自分にできる一番の報いかもしれない。
過去の全てを愛することはできないけど、それでも過去に合唱しては、前に進んでいく。
私も、やってこ!と毎日自身を奮い立たせ、自分なりの「ある」を貪欲に探していきたいと思います。
まだまだその背中を見せ続けて下さい。
プロフィール
大橋 愛里(おおはし あいり)
芋と人と自然をこよなく愛す、23歳。 リスペクトfor 空海。 三重出身、大学は和歌山。最近上京しました。 現在は伝統的なヨガ、Shri Kali yogaを学び自分や人間の尊さを学んでいます。
おまおれエッセイ寄稿コンテスト開催中(8/20〜9/16)
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9/16 出版記念イベント開催@東日本橋CITAN
東京@東日本橋のホステル「CITAN」で出版記念トーク&販売会やります。トーク相手に柳下さん、石崎くん。DJはスリーパーさん。
40歳誕生日にかこつけて、お祝いに本を買ってもらう商魂たくましい催しです。
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書籍概要
■著者プロフィール■
徳谷柿次郎
1982年大阪生まれ。長野県在住。新聞配達と松屋のシフトリーダーを経て、26歳のときに背水の陣で上京し、コンテンツメーカー「有限会社ノオト」へ潜り込む。2011年に「株式会社バーグハンバーグバーグ」入社。バックオフィス、広報、WEBディレクター、ライター編集職を経て2017年に満を持して独立し、「株式会社Huuuu」を設立。全国47都道府県のローカル領域を軸に活動している。どこでも地元メディア『ジモコロ』編集長7年目。長野県の移住総合メディア『SuuHaa』を立ち上げたり、善光寺近くでお土産屋『シンカイ』を運営したり、自然と都会の価値を反復横とびしている。
■商品情報■
・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人
・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人
・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人
この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。
タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者 :徳谷柿次郎
出版社 :風旅出版
発行元 :Huuuu
定価 :定価 大人1,800円(税別)
判型 :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日 :2022年9月16日(40歳)
目次(抜粋)
1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ
寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)
※この商品は「予約販売」となります。
ご予約(ご購入)いただいた方には、9/16より順次発送させていただきます。
■おしらせ■
学割 対面販売キャンペーンをやります!
・長野市『シンカイ』実店舗
・9月16日 出版イベント@CITAN(東日本橋)
・9月18日 出版イベント@シンカイ(長野市)
「本読みたいけど、お金がないよ!」とお嘆きの学生向けに対面販売限定の格安販売キャンペーンを行います。上記の店舗、全国出版ツアーのイベント会場に来てもらって「学生証」を提示してもらったら、野口英世×1=「1000円(税込)」で販売。いつか出会える「おまえ」のために「おれ」が足を運んで、ギリギリ価格で攻めます。定価で買ってから値下げのキャッシュバックはできないのでご注意ください(そりゃそうだろ!)。
柿次郎×土門蘭 出版カウンセリングRADIO