柿次郎さんへ
2022年のお盆の移動中、どっかのサービスエリアで柿の葉鮨食べながら、柿次郎さんの事をぼんやり思った。
土門さんとのポットキャストが面白くてその反動でだいぶロスなんだよな。そのロスの代わりに柿次郎さんエピソードを思い出してみることにする。
2015年ぐらいに山梨県富士吉田のイベントで会ったのがはじめましてだった。バーグハンバーグバーグの面白い人(柿次郎)を呼んで「うんち」の話をするって企画。富士吉田の公務員だった荒井けいごクンと僕とで考えた。
「うんち」と「旅」がテーマのトークイベントだった気がする。長野市の1166バックパッカーズのの飯室さんもいたし、僕の所属「さんてん」初のイベントもここで。山形、山梨、山口……「山」の付いた3つの県で仲間を結成したチームのことだ。
山口の塩満くんがイベント向かう途中、車で鹿とぶつかって飛行機に乗れなくなり新幹線でくるっていうアクシデントもいい思い出。柿次郎さんは「さんてん」の「しごとバー」のイベントも来てくれた。そういや柿次郎さんの三ノ輪の家に行って、友人の蔵人にプロレス技をかけて泣かしてるのを鮮明に覚えている。深夜3時過ぎまで飲んで、イケてる宿とったのに意味ない感じだったなー。
その後僕以外は個別にジモコロの記事となった。みんな今と比べて顔面も、雰囲気も違った。内面がまだ顔面に醸されてなかった時期なのかと思う。
まだ長野に移住する前に移住候補地として甲府にも寄ってくれた。太宰治が通っていた「喜久乃湯温泉」で背中にいれた柿の入れ墨の話をしてくれた。
20年ぶりにヒップホップのイベント「さんピンCAMP」があるからって、岡崎市のイケてる宿「ANGLE」の飯田くんと行く予定でいたんだけど、急遽彼がいけなくなった。
じゃ、ヒップホップと言ったら柿次郎さんだろと思い誘った。誘った時のやり取りが、予約席ちゃんと確保してるのに「前のスタンディングだと疲れるからやだ」的なこといわれて「ちゃんと席あるから大丈夫です」なんだか、上から目線でいわれたなぁ。
山梨のラッパー田我流が出演するって聞いて勢いでチケットをゲット。わかるラッパーがオンリー田我流っていう状況だったけど、柿次郎さんの解説のおかげで3倍楽しめた。ありがとう!
更に次の日に彼のブログ(noteだったか)に「さんピンCAMP」の出演者とYouTubeのリンクとかまとめていてあった。記事もわかりやすく、当時みんな盛り上がったラップグループ「NITRO MICROPHONE UNDERGROUND」の話題も細かく解説してあって後でなるほどねーと納得した。プロ野球カードをコンプリートするように万遍なくまとまってた気がする。
2022年の森道市場も再会がテーマで「さんてん」を呼んでくれた。なんだかんだ繋がって年に数回会う友達だ。今回の本は、40歳でファーストアルバム制作なんて羨ましなーと思って勝手に書いて送ってる。
僕も2月に40歳になったところなので、便乗するなら今だろうと思った次第です。1200字書くだけでも案外大変なので10万文字とかまじ卍だなーと思う。
すごいよ柿さん!またザサウナいきましょう。
プロフィール
五味 仁(ごみ ひとし)
東京農業大学で醸造と経営を勉強。卒業し、タイの醤油メーカーに3年勤務した後、実家の五味醤油に入社。味噌づくりのワークショップを各地で開催する。山梨で150年つづく味噌蔵「五味醤油」六代目。
おまおれエッセイ寄稿コンテスト開催中(8/20〜9/16)
アイデンティティを他者との対話で探る。今回の本のポイントです。テーマ「おまえの中の柿次郎を教えてくれ」でエッセイを寄稿してみませんか?
10名の方におまおれ本と黒磯本をセットでお送りします。
※詳細・応募フォームはこちら
『おまえの俺をおしえてくれ』エッセイ寄稿コンテンスト 受付フォーム
9/16 出版記念イベント開催@東日本橋CITAN
東京@東日本橋のホステル「CITAN」で出版記念トーク&販売会やります。トーク相手に柳下さん、石崎くん。DJはスリーパーさん。
40歳誕生日にかこつけて、お祝いに本を買ってもらう商魂たくましい催しです。
※イベント詳細・参加はこちら
書籍概要
■著者プロフィール■
徳谷柿次郎
1982年大阪生まれ。長野県在住。新聞配達と松屋のシフトリーダーを経て、26歳のときに背水の陣で上京し、コンテンツメーカー「有限会社ノオト」へ潜り込む。2011年に「株式会社バーグハンバーグバーグ」入社。バックオフィス、広報、WEBディレクター、ライター編集職を経て2017年に満を持して独立し、「株式会社Huuuu」を設立。全国47都道府県のローカル領域を軸に活動している。どこでも地元メディア『ジモコロ』編集長7年目。長野県の移住総合メディア『SuuHaa』を立ち上げたり、善光寺近くでお土産屋『シンカイ』を運営したり、自然と都会の価値を反復横とびしている。
■商品情報■
・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人
・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人
・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人
この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。
タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者 :徳谷柿次郎
出版社 :風旅出版
発行元 :Huuuu
定価 :定価 大人1,800円(税別)
判型 :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日 :2022年9月16日(40歳)
目次(抜粋)
1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ
寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)
※この商品は「予約販売」となります。
ご予約(ご購入)いただいた方には、9/16より順次発送させていただきます。
■おしらせ■
学割 対面販売キャンペーンをやります!
・長野市『シンカイ』実店舗
・9月16日 出版イベント@CITAN(東日本橋)
・9月18日 出版イベント@シンカイ(長野市)
「本読みたいけど、お金がないよ!」とお嘆きの学生向けに対面販売限定の格安販売キャンペーンを行います。上記の店舗、全国出版ツアーのイベント会場に来てもらって「学生証」を提示してもらったら、野口英世×1=「1000円(税込)」で販売。いつか出会える「おまえ」のために「おれ」が足を運んで、ギリギリ価格で攻めます。定価で買ってから値下げのキャッシュバックはできないのでご注意ください(そりゃそうだろ!)。
柿次郎×土門蘭 出版カウンセリングRADIO