おまえの俺をおしえてくれ

9月16日出版 徳谷柿次郎の書籍『おまえの俺をおしえてくれ』寄稿エッセイブログ

「柿の枝をもつ人」(記:あわい)

たまたま同じ団地のナカノヒトミちゃんのSNSの発信を見かけたんです。
「シンカイの3周年イベントの準備手伝ってくれませんか?」
とくに予定がなかったので私で役に立つのかな?と思いつつ
「行きますよー」とお手伝いしたのが始まり。

 

店内の什器レイアウトの変更が終わったころ、柿次郎さんが登場!

作業中にシンカイと柿次郎さんの関係を聞いたはずが、ほぼ頭に入らず
見るたびに柿の枝(造花)を持って飄々としている姿のみインプット。

いろんな若者に囲まれている!人気なんだな~
あっ!車も柿次郎カラーなんだなぁ~
私の眼には「不思議でナゾな人」という印象。

帰る前に「ナカノちゃんから聞きました!今度、顔やってください。
めっちゃ興味あります!必ず連絡します!」
そんな風に言ってくださって、素直に嬉しかったです。
ただ、私の若干の人見知り感からInstagramはこっそりとフォローして
「どんな人なの?」を紐解く時間がはじまりました。

 

2ヶ月ほど過ぎたころ・・・
メッセージが届き、柿次郎さんがついにサロンにやってくる日が来ました!
Instagramで知る限り、その頃の(現在も)柿次郎さんの取材の行動範囲が広くて話を聞いてるだけでビックリ!お顔に触れて納得!のボロボロ具合・・・
生みだす人・編集する人はこんなにも大変なのか?
自由な働き方をする人で意識高い系代表!って不健康なの??
これは定期的にメンテナンスしないと辛そうって感じました。

 

でも施術中に柿次郎さんから聞く話はいつも新しい世界を教えてくれ
私の好奇心や興味を刺激しまくり。
「知ること」を楽しんでいるし、「ヤバい!」のは人に教えたい!
サービス精神ダダ洩れの人!いつも周りに人がいていつも笑ってて、
カラダの疲労感<ココロの充実感に満ち溢れている!

じつは柿次郎さんのメンテナンスに関わる時間が私の癒し時間になっている
ことに最近気づきました。


柿次郎さんとの出会いで私の世界は大きく変わっています。
世の中に関心がないわけではないけれど、狭いエリアや知識の中だけで
完結していたかもしれません。
自分の人生の中で、誰と出会うかによって味わう世界がこんなにも
変わるとは思いませんでした。
たくさんのご縁を繋いでくれて、まだまだやれることがある。
感じることもできると大いに影響を受けています。


そして時を同じくして「あわいの力」に出会ったことは
無意識の中で感じていたことなのかもしれませんね。


これからも柿次郎さんのお顔とあたまは「あわい」が触れていいですか?

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

プロフィール

あわい

長野市にて“フェイシャルリフレクソロジーあわい“という、ゆる~い自然療法サロンをやっています。脳やホルモン、ココロとカラダの不思議を感じながら「お顔やあたま」にやさしく触れて巡るからだのお手伝いをしています。

 

おまおれエッセイ寄稿コンテスト開催中(9/30迄延長)

アイデンティティを他者との対話で探る。今回の本のポイントです。テーマ「おまえの中の柿次郎を教えてくれ」でエッセイを寄稿してみませんか?

10名の方におまおれ本と黒磯本をセットでお送りします。

 

※詳細・応募フォームはこちら

『おまえの俺をおしえてくれ』エッセイ寄稿コンテンスト 受付フォーム

 

 

書籍概要

https://huuuu-jp.stores.jp/

■商品情報■
・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人
・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人
・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人

この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。


タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者        :徳谷柿次郎
出版社    :風旅出版
発行元    :Huuuu
定価        :定価 大人1,800円(税別)
判型        :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日    :2022年9月16日(40歳)

 

目次(抜粋)

1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ

寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)

 

【一冊販売】『おまえの俺をおしえてくれ / 徳谷柿次郎』 | 風旅出版

【5冊卸販売】『おまえの俺をおしえてくれ / 徳谷柿次郎』6掛け 9/30迄 | 風旅出版

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「祝!自伝出版&スナックオープン。伝えたいお礼の言葉」(記:ウエキ)

先日はシンカイにてお会いできて、お話できて嬉しかったです。

 

本人を目の前にすると全然伝えられなかったことが沢山あるのでこの場をお借りしてお伝えさせてください。

 

先ず、自伝出版&スナックオープン、誠におめでとうございます。

 

文字数足りないですし、ただの感謝の文章です。

 

柿次郎さんのツイッターは新しい視点をたくさん分けてくれます。記事が取り上げる人々ももちろん、ツイッターの通知をオンにしてると、時々上がってくる言葉にハッとさせられます。

 

ジモコロの記事か何かがきっかけで気になり出し、デイリーポータルZさんが好きだったからオモコロの記事も見てたらいらっしゃるし、段々と気になる人度合いが高まっていきました。

 

最近やっと、「徳谷柿次郎さんはなりたい自分のロールモデルかもしれない」、と気が付きました。

 

・自分で自分の仕事をつくり、それで生計を立てていく技術がある。

・仕事で全国に訪れ、おもしろい人に話をきき、その視点や情報をアウトプットして人に喜ばれている。

・社会課題を自分で考え、解決策を形にして、大きな社会実験をしている。

・自分を循環の中において、いろんなことを調整したり、まわしたり、色々している。

・毎日仕事っぽくても尽きないやってこ精神。

・自分の好きなものを知りながら更なる探究を進めている。

・本になって読みたい人がいるような人生をクリエイトしている。

 

そんなふうに死ぬまでになってたい。。

これからもDo柿次郎してアウトプットしてください、愉しみに待っている人はたくさんいるはずです。

 

 

プロフィール

ウエキ

シンカイにブルーベリー商品を置かせて頂いております、ADHDな農家です。

 

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タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者        :徳谷柿次郎
出版社    :風旅出版
発行元    :Huuuu
定価        :定価 大人1,800円(税別)
判型        :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日    :2022年9月16日(40歳)

 

目次(抜粋)

1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ

寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)

 

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「特殊な野球の手順」(記:大川直也)

手順①

片手でゆうに掴める大きさのボールであればなんでもいい。どの程度使い古したものかは問わないし、例えば、マーク・マグワイアか、王貞治が867本目に打ったホームランの記念ボールでもいいし、ゴミ捨て場から犬が拾ってきたものでもいい。きっと、ボールでなくてもいい。ボールと思い込むことのできる丸いなにか、それをひとつ持って、運動のしやすい履き慣れた靴を履いたら、湿気でどうしようもない玄関からよく晴れた通りに出る。瞼が痛むような快晴。通りには正午過ぎの鋭い日が差していて、電話線も、幹線道路も、広告看板も、釣り道具屋も、開店前のスナックの窓も、人の髪も植栽の緑も煌めいている。まだ暑い日が続く、熱中症になんてならないように、お水や、よく冷えたコーラを買っておいて、適切な頃合いをみてしっかりと水分補給をしながら歩く。

 

手順②

しばらく歩いて、できるだけ広い場所に着いたら、入念に準備体操をする。さっき家から持ってきた、ボール、もしくはボールのようななにかも、何度か投げてみる。ウォーミングアップとして投げたボールは自分で取りに行くことになるから、できるだけ広い場所、とは言ったものの、肘や脛を切るような鋭く硬い葉を蓄えた背の高い草が生えていたり、過度に地面がぬかるんでいない方がいいかもしれない。体が温まってきたら、次の手順へ進む。

 

手順③

大きく息を吸って吐く。風が静かになった瞬間でもいいし、向かい風が吹き抜けた瞬間でもいいし、追い風に乗せてもいい。そういう瞬間に、思い切り、高く、遠くにボールを投げる。よく晴れた青い空に弧を描く最中のボールの軌道から予測される落下地点を目掛けて、全速力でボールを追いかけてみる。

 

一旦の仮定①

なにが起こっただろうか。きっと走っているさなか、視線のはるか先にボールが落ちるはずだと思う。

 

柿次郎さんに会ったのは、小田原で一回、表参道のギャラリーで一回、湖のほとりで一回(だんごさんと初めて話したのもこの日だった。そういえばだんごさん、勧めてくれた松浦理恵子さんの『奇貨』を読みました。その節はありがとう。それについてはまたゆっくり)、言悟さんのところで一回(よく考えたら、その全ての記憶の片隅に柳下さんがちらつく。柳下さん、僕は今、別に書きたいものがあるのだけれど、それについては早いうちに)、それだけだったと思う。

初めて会った日、瞳の虹彩が美しいこと、笑顔に老獪な緊張感と幼児のような優しさのあることが印象に残った。絵のような人だと思った。

古楽器のように乾いていて、ふくよかな低音と耳ざわりの良い倍音がよく響く声で「柿次郎です」と言っていた。

僕は、兄を通してずいぶん前から柿次郎さんを認識していたので、挨拶が遅くなってすみません、と話した。

「とんでもない」と柿次郎さんは笑っていた。

 

身体の先にある言葉と、身体の後ろにある言葉があるように思う。

「酒に酔って口より先に手が出る」といった暴力については論外として、僕は「身体の後ろにある言葉」を愛している。

身体が言葉を追い越したような言葉を。

やさしい言葉ではなくて、やさしい身体から滲んだ言葉を。

剣でも盾でもなく、鱗粉、もしくは抜け落ちた羽毛のような言葉を尊敬している。

 

本題に戻ろうと思う。

特殊な野球の手順について話すことが、言葉について話すことにつながればいいと思う。

 

柿次郎さんの特殊な野球①

長野かどこかの、よくひらけた、できるだけ広い場所に立つ。自分で遠くに投げたボールを全速力で追いかける。ボール、もしくはボールのようなものの落下予定地点の遥か先まで走り抜けると、広い場所の隅に立っていた僕の前まで走り寄る。

 

柿次郎さんの特殊な野球②

「柿次郎です」そういう挨拶をする。その後で、背中のずっと後方、落下予定地点にボールが落ちて、転がりはじめる。

ボールが落ちた音を聞いた僕は、柿次郎さんの肩越しに、転がるボール、もしくはボールのようなものを指差して言う。

「やぁ柿次郎さん、こんにちは。何かが転がってきますね。あれはなんですか」

「ああ、あれは、現場宝石タラバガニです」

 

 

プロフィール

大川 直也(おおかわ なおや)

写真と散文を中心とした自身の制作活動のほか、CDジャケットやミュージックビデオ、アーティスト写真などの制作を行なっている。

 

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目次(抜粋)

1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
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5)「遊ばなきゃ」っていう意識
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「柿次郎先生」(記:みやび)

柿次郎さんはわたしにとって先生のような存在。

 

ご縁をいただいて、たった数ヶ月。柿次郎さんと出会っていなかったらと思うと、全く想像ができないと言っても過言ではないくらいに、さまざまな影響を与えていただいている。

 

恐縮ながら出会うまで、ジモコロ編集長のこともこれまでのご活躍も何も知らず、Twitterで見かける人だった。

 

それが昨年の12月に長野市でお会いする機会をいただき、今では落ち込んだら柿次郎さんの記事を読んだりPodcastを聴くことが励み。今のわたしにとって柿次郎さんの言葉は教科書であり、時に処方箋のように前へと進む力をいただいている。

 

はじまりは長野市のNorth South East Westさんで開催させていただいた、クロモジほうじ茶のポップアップイベントの最終日に柿次郎さんが来店してくださったこと。

わざわざ足を運び、親身にお話を聞いていただけただけで嬉しかったのに、「いい活動ですね」「この商品、全部買います」と残っていた商品をすべて購入してくださり、その数週間後に「お茶美味しかったのでシンカイで取り扱わせていただけませんか」とメッセージが届いた。

それから、シンカイさんの周年イベント出店、Yahoo!JAPANのエールマガジンさんの記事にも取り上げていただくという夢のような展開となった。

 

エールマガジンさんの記事がアップされた日は、嬉しくて嬉しくて記事を見ながら号泣した。柿次郎さんに御礼のメールを送ると「みやびさんの活動を可視化して少しでもお役に立てたら嬉しいです」と返信が届き、また号泣した。恥ずかしながら、やっとこの時に柿次郎さんが最初にお話したときから、活動内容だけでなくすべてを見てくださっていたことにやっと気づいた。

 

実はこんなによくしていただいていたのにご縁いただいた当初は「なぜこんなにもよくしていただけるのだろう…」と少し不思議な気持ちもあった。

それも風の穴ラジオや土門さんとの出版カウンセリングRADIOで、人生に素直に生きる柿次郎さんの誠実さを知り、わたしのような小さな活動へも手を差し伸べてくださることが腑に落ちていった。見つけてくださったことに改めて感謝が深まった。

 

最近では柿次郎さんを知れば知るほど、自分に矢印が向いてきた。

土門さんとの出版カウンセリングRADIOを聴いていて、柿次郎さんのこれまでを聴きながらわたし自身もカウンセリングされているような体感で、常に不安に感じている自身の「ない」ものに対する不安や劣等感に対する向き合い方も変わってきた。小さな活動もひとつずつ積み上げていくこと、繋がりを意識すること、そして自分の気持ちを大切にすること。

 

すべては柿次郎先生のおかげ。

 

まだまだ小さい活動だけど、柿次郎さんから教わった「やってこ!」のマインドをもって活動を続けていきたい。

 

柿次郎さん、いつもありがとうございます!

 

 

プロフィール

みやび

2017年に愛知県北設楽郡設楽町にて、森と街をつなぐセレクトコンセプトショップnoixを設立。森林資源の循環プロジェクトを企て、カエデの樹液(メープルシロップ)の商品化に取り組んだことをきっかけに、資源活用の相談、プロジェクトの立ち上げなどを経験。2020年には、より多くの地域に循環させていくために規模を拡大し、編集・製作チーム「lien」を立ち上げる。また、多地域でのpop upの開催の企画運営や、地域の女性にフォーカスしたマガジンの発行を手がけている。

 

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「遊びをつくる大人」(記:桃沢もちこ)

柿次郎さんを知ったキッカケは『SuuHaa』という長野の移住総合WEBメディア。当時のわたしはとにかく地元を出たかった。どこかいい移住先がないかと血眼になってパソコンを睨む毎日。そこで出会ったのがSuuHaaであり、メディアを立ち上げた男の名が「徳谷柿次郎」だった。柿次郎って変な名前だけど一体何者...?

 

調べていくうちにだんだんと「柿次郎」が見えてくる。あらゆる記事を読み進めるたびに彼のことが気になり始めた。

 


「長野になんかオモロい大人がいる」

 


実際に会ってみたい衝動に駆られたわたしは柿次郎さんが出現する直近のイベントを調べた。すると、ちょうど自分の行くイベントとかぶっていて「これはチャンス!」と大歓喜

 

興奮したわたしは一方的な思いを本人にメールで送った。改めて読み返すと支離滅裂な文章でおそろしい。もちろん返事は返ってこなかったが、2021年の森道市場で実際にお会いすることができた。

彼は想像よりもちょっと背が低くて、ちょっと猫背だった。

 

正直話した内容は詳しく思い出せない。移住のアドバイスをしてくれたことは覚えている。

基本的に淡々と話し続ける彼だったが、長野の話題が出た時の目はすこしだけ輝いて見えた。

「もし長野に来るならアテンドしますよ」と言ってくれた。途中「あ、飲みます?」と、アスパラほうじ茶をわけてくれたりもした。想像通りの優しいおじさんだったが、ほんとうは移住の話だけでなく、過去の話とかパーソナルな話も聞いてみたかった。次はもっといろんなことを話せたらいいなと思う。

 

ただ、あれから一度も柿次郎さんには会えていない。


彼の動向は相変わらずインターネット上でしか知ることはできないが、カニの真似を始めたり、家を買ったり、畑を始めたり、若者向けのスナックをOPENしたりと、今もなお風を切って走り続けている。(もうすぐ)40歳とは思えない体力の持ち主だ。


そして今回、『おまえの俺をおしえてくれ』を出版することになった。出版カウンセリングRADIOは最初の回からずっと聴いていたが、やっぱり柿次郎さんの人生は変だった。

 

聴いてると自分も辛かった過去が蘇ることがある。まるで一緒にカウンセリングを受けているような気分。共鳴するとはこういうことを言うのだろうか。


高校を中退してからフリーターを続けていたわたしは、「なにもない」人生がずっと恥ずかしかった。悩んでいた頃の自分に教えたい。

自己決定を繰り返せば未来を切り拓いていくこともできるんだよ、と。

 

柿次郎さんのようなおじさんがいるだけでこの先はきっと明るい。勝手ながら若者の希望なのではないかと思っている。


わたしは独自で遊びをつくっていく大人が好きだ。
柿次郎さんもきっとそのタイプなんじゃないかと思う。周りを巻き込みながら独自の力で遊びをデザインしていくタイプ。

 

そんなオモロい大人の背中を見てると、歳をとることもそこまで怖くない気がする。


わたしも彼のような、若者に希望を与えられる存在になりたい。未来を照らすのは自分次第だから。

 

プロフィール

桃沢もちこ

愛知県出身、神奈川県在住。1993年生まれ。ライターを目指して首都圏へ引っ越してきました。 現在フリーライター。『ジモコロ』など、各WEBメディアで執筆。死ぬまでに世界一周したい!

 

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著者        :徳谷柿次郎
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「人類にとって徳谷柿次郎とは何者か?」(記:大島一貴)

大学で文学をかじってみて、ひとつ分かったことがある。

 

「言葉はしょせん言葉でしかない」ということだ。

 

いやいや逆でしょう?と思われるだろうか。確かにふつう、文学や批評や諸々のカルチャーに関係している人は「言葉は大事だ」と言うことが多い。

 

ただそれはひとえに、彼らが言葉のプロだからだ。言葉のプロだからかっこいい言い回しを使えるし、レトリックの技巧によって、ロジックを超えた感動を人に与えることもできる。

 

当然それは素晴らしいことだと思う。言葉は時に人を救う。少しのあいだ、様々なしがらみの外へ、資本主義の外へ、僕らを連れて行ってくれる。

 

けれど僕には、ふと虚しくなる瞬間もあった。

 

「カウンターっぽいこと」や「資本主義っぽくないこと」を、ドレスアップされた語彙を用いて発信する"だけ"ならば簡単だ。そんなのは僕でもできる。世に言う「常識的なこと」をまず想定し、それとは逆の内容を言えるようなレトリックを組み立てればいいだけなのだから。

 

もちろんそういう戦い方を頭から否定する権利はないにせよ、そんな光景を見ながらささやかな絶望を抱くことくらいは許してほしい。

 

「言葉はしょせん言葉でしかないんだな」と。

 

 

さて今回の主役である柿次郎さんもまた、「言葉の人」である。日常的にキャッチ―な企画・コピー・タイトル・あだ名・その他諸々をぶち上げている姿は、彼をウォッチしている人であればすぐにイメージができるだろう。

 

けれど、「言葉だけの人」と柿次郎さんとのあいだには決定的な違いがある。

 

彼はおそらく、「言葉はしょせん言葉でしかない」ことなんて、とっくに、最初から、理解しているのだ。

 

その上でめいっぱい絶望し、やがて絶望にも飽きたからと、がむしゃらにリアリスティックな実践を繰り返しているように見える。言葉はそのための手段にすぎない。

 

まずこの点において、「言葉がいちばん大事だ」と無邪気に言えてしまうような人たちよりも、僕の柿次郎さんへの信頼度は少なくとも一段高い。

 

また個人的な大きい見立てとして、2020年代以降というのは、「言葉だけ」では通用しなくなったあとの「言葉+コンテクスト」の時代なのだと思っている。

 

どういうことか。20世紀このかた、世界的に大きな影響力を持った西洋哲学は「言葉」というツールを材料にして思考を展開してきた。2010年代には、その流れに呼応するようにTwitterという文字ツールが社会的影響力を強めた。ここまでが「言葉の時代」だ。

 

けれどいま我々はむしろ、短尺コンテンツがあふれ、情報が断片化する時代だからこそ、言葉に飽き足らない「コンテクスト」を求めている。

 

世を席巻する「推し」カルチャーは、その人のコンテクストを含めた全体を愛そうという態度だといえるし、今年話題になったAIによる画像生成ツールが、絵描きの仕事を根こそぎ奪い去るほどの決定的なパラダイムシフトを起こしそうにないのは、おそらく著作権や再現性といった問題以上に、おそらくAIにはコンテクストがないからだ。

 

どんなにハイレベルだとしても、AIどうしの将棋の対局なんて別に見たくならないように、人間は必然的にコンテクストを求める。

 

……やや回り道をしすぎた気もするけれど、とにかく上記の見立てを踏まえると、いま柿次郎さんをウォッチする必然性もまた分かってくる。

 

言うまでもなく、柿次郎さんはコンテクストの塊だ。

 

「やってこ!」の合い言葉の裏に壮絶なバックボーンとカルチャー精神を持ち、責任を背負いながら会社を走らせ続け、Web上の発信にとどまらず長野に独自のリアル空間を爆誕させている。

 

そんな彼が様々なシーンで求められ、忙しすぎるほどに走り回っているのは、僕の視点からすると、時代の要請として当然なのだ。

 

こっちも絶望なんかしている場合ではない。

 

プロフィール

大島一貴(おおしま かずき)

1996年生まれ。学生のときにHuuuuでライターをやっていたという噂。東京大学文学部卒。いまは会社員をしているが、身の振り方は考え中。

 

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アイデンティティを他者との対話で探る。今回の本のポイントです。テーマ「おまえの中の柿次郎を教えてくれ」でエッセイを寄稿してみませんか?

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※詳細・応募フォームはこちら

『おまえの俺をおしえてくれ』エッセイ寄稿コンテンスト 受付フォーム

 

 

書籍概要

https://huuuu-jp.stores.jp/

■商品情報■
・今、自分は「ある」よりも「ない」だと思っている人
・自分の生き方に選択肢が「ない」と思ってる人
・いつか「ある」状態になりたいと思ってる人

この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。


タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者        :徳谷柿次郎
出版社    :風旅出版
発行元    :Huuuu
定価        :定価 大人1,800円(税別)
判型        :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日    :2022年9月16日(40歳)

 

目次(抜粋)

1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ

寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)

 

【一冊販売】『おまえの俺をおしえてくれ / 徳谷柿次郎』 | 風旅出版

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「柿次郎は二度、しぬ。」(記:荒井慶悟)

柿次郎くんと出会ったのは2016年。僕は「腹よわ、ウンチ」を題材としたイベントを企画し、ゲストとして柿次郎くんを呼んだ。柿次郎くんは、腹よわを何かの記事で公言していたように記憶していて、ウェブ界の腹よわ代表として召集をかけた。(朝起きたらビオフェルミンをポリポリしてるくらい腹が弱かったらしい。ビオフェルミンポリポリは腹よわ界ではよくきく話。)

 

返事は意外にも二つ返事。トントン拍子にイベント当日になった。最初の印象は良くも悪くも「ウェブ」の人で、不健康そうなイメージがどこかありつつも、バーグハンバーグバーグの人というイメージも合間みえて、どこか東京臭がしていた(気がする。)目は半分くらいしか開いてなかったように思う。

 

開口一番、「腹よわ」といえば、バーグに入ったときに「ウンチを見ながら、ご飯を食べる」っていう企画をしたんですよね、とウェブ記事を見せてくれた。ウンチの企画をしつつも、何を見せられているのだろうと思った、初対面なのに。そこから、7年。柿次郎くんのお腹はローカルによって醸され、他人も羨む「腹つよ」に生まれ変わった。僕の持った問いは「よわ」を「つよ」に変えるほどのプロセス。7年の間にいったい何があったというのだろうか。このリサーチクエッションに答えるために、7年間の柿次郎くんのnote、ウェブ記事、ラジオコンテンツを墓掘した。結論からいおう。

 

わからなかった。問いの立て方がまずかったのかもしれない。けれど、見えてきたこともあり、無駄ではなかった。今回は、柿次郎君の記録から見えてきたことをシェアしたいと思う。

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

過去の記録からわかったことは、「柿次郎は二度、死んでいる」ということ。突然のことで申し訳ないが、そのようだ。僕調べで行くと、創業時の2017年から2019年の間に一回。そしてコロナ禍の2020年〜で二度目の死が訪れている。なので、2017年以前、2017年から2019年の間、それ以降で柿次郎君に出会っている人は、全くの別人と出会っているといっても過言ではない。もしかしたら、みのもんたのように三人いるのかもしれない。

 

視座や考え方、価値観のアップデートされて、古い考え方が死ぬ。柿次郎というソフトウェアが上書きされ、柿次郎という人間のバージョンが進化しているようだ。例えば、2018年の名記事「アイデンティティーの強制上書き」でも、彼自身、過去の自分が自分でないという感覚を持っていると自認している。

 

「毎年が人生のピークだ」そう思い込みながら新しいことにチャレンジしているが、その決断の回数が増えるたびに冒頭の「過去の自分が自分じゃない状態」に陥る

少し怖いのが、柿次郎を名乗った前職時代の記憶も薄れてきていることだ。馬鹿笑いしながら過ごした5年の記憶やコミュニティの中で立ち居振る舞っていた自分…。

 

2018年までの柿次郎君はバーグでの立ち位置や独立してからの周りからの期待・要請という外面からの要求により、柿次郎というソフトウェアを駆動させていた。しかし、内面では、その構造で「柿次郎」を駆動させることに疲れていた部分もあったのだろう。その苦悩のプロセスの一部記事にしたのが2019年一発目の記事「社会からの要請とジャムおじさん」だ。

 

本業のWEBメディアの編集はもちろん、二拠点生活+全国を旅しながらの取材ツアー、そしてお店の運営…。自分自身の容量を見極めず、「やってこ!」の鼓舞魔法を唱えながら走り続けていたが、途中で心と体が分離してしまった。

 

自己決定の繰り返し。そのこと自体が生むアイデンティティの上書き。でも、やりきれない社会の要請。だからこそ、自分の中からの言葉を探すようになっていった。ここに一度目のアップデート(死)があった。

 

自己の喪失。アイデンティティの再定義。やるべきことはわかっているものの、やりきれない自分との葛藤が生まれていった。このあたりから内省を始めて、人前で話すときも自分に問いかけながら言葉を探すようになった記憶がある

 

noteに書かれた断片的な苦悩、葛藤だけでは判断できないが、自分を壊し、再構築が続いていった3年だったと想像する。もうこれだけで、以前のカキジローとこの3年の柿次郎、まったく変わっているはずだ。

 

ーーーーーーーーーーー

 

再構築していった柿次郎バージョン2.0は、奇しくも「コロナ」によって揺らぐ。それが2020年の「文章が書けなくなっている」から感じとることができる。

 

コロナショック以降、思考の詰まりを感じている。

ここ数ヶ月考えていることがひとつある。それは人間の欲求がSNSによって小さく小さく細切れに処理されているのではないか?ということ。

 

僕が持つ、柿次郎君のイメージのひとつは、良くも悪くもインターネットの人だ。そのイメージにつきまとうのは「瞬発力」や「速さ」だったりする。そんな無重力の人が、自分が関わる世界観について疑問を持ち出し、瞬発力や速さとは全く逆の世界観である「目の前の生活」という重力をちらつきはじめさせる。コロナは一人の人間のパーソナリティまでに影響したのだ。

 

とにかく感情の処理が早くなっている。だからこそ立ち止まって、しっかり考える生活に自分自身を戻さないといけない。植物に水をあげて、土を掘り返して種を植え、毎日2食分の自炊をする。

 

無重力の人が、植物に水をあげて、土を掘り返している。そして、自炊をする。普通だ。至極、真っ当な生活だ。コロナ禍によって、強制的に家にいる生活を強いられる。そのこと自体が5年ぶりだという。柿次郎君はやってこ!で自分をふりしぼり、コマンドキーの→だけを押し続けて毎日を過ごしていたのだろう。

 

いま考えると、あまりにもおかしい時間の使い方をしていた。誰か止めてくれよって思うけど、いろんな人が止めてくれてたんだろうな…。気づかなかった。聞く耳をもたなかった。

 

しかし、強制力を持って生活をすることによって、新たな視座を獲得する。「用事」への開眼だ。2019年までの柿次郎君では絶対こんなことをいわない。別人物である証拠が突きつけられた。おそらく、二度目のアップデート(死)が起こっている。

 

その反動として芽生えたのが「用事」への好奇心だ。・毎朝、植物に水をあげる・ネコや犬などのペットの世話をする・自分のため、誰かのために料理をする・洗濯物をちゃんとまわしてたたむ・借りた本を読んで返し、感想を伝える

 

「用事」を獲得した柿次郎君の世界の捉え方は、これまでとテイストが変わっていく。「旅の二周目の景色は、少し違って見える」だ。(二周目っていってるのだ。)

 

その一番の近道は「なにもしない」を選び取ること。もったいない精神の結晶として生きている自分が言うのは説得力皆無なんだけれど、ただ単純に長く滞在すればおのずと「なにもしない」時間が生まれる。この延長に「ただ仕事をする」「ただ読書をする」といった、旅先でせっかくホテル代を支払っているのに日常と同じことに価値を見出す世界があるのではないだろうか。

 

挙句、もう自分の見え方なんてどうでも良くなっていく境地に達する。

 

「自分」はなんだろう?の理解を諦めて、「自我」と「自己」に切り分けて考えたらハッピーな世界に辿り着いた

 

コマンド→を押しっぱなしだった柿次郎君。Bダッシュのしすぎでききずらくなってしまったコントローラーは「用事」という↓ボタンを覚えることによって、この境地まで辿り着いたのだろう。↓↘︎→で波動拳だせる。

 

ーーーーーーーーー

 

と、ここまで長々と柿次郎君のトランジションを見てきたわけだけれど、あらたな疑問が浮かぶ。彼は、自分が変わっていく様を「上書き、アップデート」という言葉を使っていることだ。ならば、上書きされてる根本があるっていう意味も含んでいるのではないだろうか。その根本が「柿次郎のオペレーションシステム」だ。「ない」を「ある」に変えるための大きな駆動システム。

 

本来であれば、ここでその内容を言及して締める場面だろうが、「おれおま」の記事を読んでいると、その根本にみんな気づいていると感じた。本の中でも、きっと言及しているだろう。だから、あえて書かない。自分なりのアンサーを本の中から見つけることを願って。

 

 

プロフィール

荒井 慶悟(あらい けいご)

「小さな声を掬うをコンセプト」に場づくりを行っています。

 

おまおれエッセイ寄稿コンテスト開催中(9/30迄延長)

アイデンティティを他者との対話で探る。今回の本のポイントです。テーマ「おまえの中の柿次郎を教えてくれ」でエッセイを寄稿してみませんか?

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書籍概要

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この本はそんな人にこそ読んでもらいたい。


タイトル :おまえの俺をおしえてくれ
著者        :徳谷柿次郎
出版社    :風旅出版
発行元    :Huuuu
定価        :定価 大人1,800円(税別)
判型        :変形四六判(113 mm ×182mm)
発売日    :2022年9月16日(40歳)

 

目次(抜粋)

1)自分で自分を編集する
2)異常でしたね。執着が。
3)セロトニンがでない部屋
4)おまえすごいな、最高やな!
5)「遊ばなきゃ」っていう意識
6)ずっと下唇震えてましたからね、急に決断迫られて
7)自分にとって一番いい栄養分があるところに容赦なく動ける
8)おまえの俺をおしえてくれ

寄稿「おまえの俺をおしえてくれ」
小林直博/原宿/宮脇淳/シモダテツヤ/小野田弥恵/MOTOKO/塩谷舞/カツセマサヒコ/納谷ロマン/小倉ヒラク/藤本智士/友光だんご/石崎嵩人(敬称略)

 

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